養豚場の休みの取り方①

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こんにちは。BUTAchanのブログへようこそ。

今年ももうあと僅かになりましたね。

年末ということで、今回は、「養豚場の休みの取り方①」をテーマにしようかと思います。

 

言うまでもなく、「養豚業」は365日稼働しています。家族経営などでは「365日出勤」の方もたくさんいらっしゃいます。

従業員を雇っている農場だと、会社によってそれぞれですが、週休1.5日が多いイメージですかね~。1週目は週1休みで2週目は週2休み、もしくは週に半日休みが1回と1日休みが1回。あとは、週休2日と週休1日のところがあります。

しかも、週休2日だったけれど従業員が減ったため週休1.5日に変更、なんてこともあったりします。

逆に、週休1.5日だったけれど、日々の仕事量が増えるの覚悟で週休2日に変えたりもします。私は個人的にこのスタイルは歓迎です。

有給に関する法律が変わったりもしましたが、「そんなの関係ねぇ♪」というところも割とざらにあります。辞める時に有給消化で、過去の未消化分は消滅。。。切ない。

あ、でも「夏休みと冬休みアリ」のところは、若干有給使えるはずです!

 

養豚場の仕事は、〇曜日は豚の移動、△曜日は離乳など曜日で動いていることが多いです。(このあたりはいろいろ変化もあるため後日②でいろいろ書く予定)

そして、種付け担当・分娩舎担当・・・など担当部署にわかれているため、大きな農場で担当が複数人いる場所以外は、誰かが休日の時は部署を掛け持ちで豚を見ることになります。

なので、

・人手がいる作業がある曜日は人員確保

・休日の際に掛け持ちで、業務が滞りなく遂行できるか

ということで、大体従業員の休みは曜日で決められているはずです。

それにプラス、プライベートを何より優先しなければならない(子供が小さいなど)、優先したい?(土日に予定を入れたい)人を考慮しつつ休みを組むわけです。

 

あとは、仮に週休2日の場合、連休で2日か飛び飛びで2日かも選択できることがあります。

ここで、さっき書いた「夏休みと冬休み」ですが、連休2日+有給1日で夢の3連休!とか、飛び飛びの間を有給とってめったにない4連休!!とか、会社によっては可能です。

 

なので養豚場に長い間勤めていると、「曜日感覚」はあるけれど、「祝日感覚?」はありません。ただただ「祝日=各業者が休み」という感じです。

そう、G.W.・お盆・年末年始は業者さんが長期休みに入ります!長期休み後、正常稼働するまでに間に合う分の餌や薬やワクチンを注文しなければならない、という「こちらは通常営業なのによくわからない長期休み感」を毎年味わっております。

 

ただ、養豚場の業務の中でも「出荷」は年末年始お休みになります。食肉センターがお休みだから。。だから、肉豚担当の人は年末年始の休みは取りやすいです。が、こちらも休みの間に豚が大きくなり過ぎないように、年内によくチェックして出荷豚を選ばなくてはなりません。休み明け、大きくなり過ぎた出荷豚たちがゾロゾロ。。では上から叱られます。(※大きくなり過ぎた豚は値引きされます)

 

そして、妊娠期間がはっきりしているため、本来予定を立てられるであろう繁殖部門ですが、これが一筋縄ではいきません。なぜって?豚の妊娠期間は114日間。

年末年始が予定日の豚には9月の初め頃種付けをしています。

9月の種付け、ということは8月分娩。真夏です。9月もまだまだ暑いため、豚もバテているため、夏の種付けは付けてもつかないことが多々あります。

なので、種付けの時に年末とか正月とかちらっと頭をよぎるけれど、それよりも確実に種付けをしなければ!という感じですかね~。

 

まぁ、良いのです。別に年末年始休みではなくても。

でもたまには3連休とか欲しいなぁ。。。。。(遠い目)

ここまで読んでくださってありがとうございます。

また機会があれば来年もよろしくお願いいたします。

よいお年をお迎えください!

              (続)