養豚場のネコの行方

 

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こんにちは。BUTAchanのブログへようこそ。

 

オミクロンが猛威を振るっている中、イノシシ・豚に感染する「豚熱」もまだイノシシを中心に広がってきています。

報道では、実際に養豚場の豚で感染がみつかって『全頭殺処分』にならないとニュースにはなりません。でも、山伝いにイノシシからイノシシへと確実に広がってきているのが現状です。

ところで、この「豚熱」という病気は、感染した豚やイノシシの糞・尿・よだれ等体液などが感染源になります。なので、例えば感染源を踏んだ靴で養豚場へ入ってしまったり、感染源に接触した野生動物やネコが農場内に入り、ウィルスが付着しているそれが豚と接触することで感染します。

 

そのため、農場全体を防鳥ネットで囲い、鳥が入れないようにすることや、今までネズミ退治に一役かっていたいたネコを農場内に入れないようにすることを、対応策の一つとして行っています。

ただ、ネコ自身も様々な病気を媒介するため、昔から猫を養豚場で飼うのはNGとは言われていました。

 

養豚場に限らず、動物を飼っていたり、食べ物があるところ?にはネズミがいます。このネズミも曲者で、色々な病気を媒介するため害獣として対応しています。

ネズミがいて良かったことってあるかな。。。?

あっ!ゴキブリがいなくなることですね。(ネズミが食べるから)

でも、ネズミがいると病気を媒介するだけではなく、豚の餌を食べたり、あちらこちらで糞をしたり、電気配線や水道ホースを噛んで壊したりして非常に厄介者なのです。

そのため、野生のヘビ(でも、冬場は冬眠中)やネコが目を光らせていれば「ネズミ算」式には増えないのですが、捕食者がいないとどんどん増えます。

そうなると、ネズミへの対応は、「毒薬」をうまく使ってじわじわ数を減らす方向でしか対応できないので、従業員 VS ネズミ ですね。

 

ところで、「ネコを農場内に入れないで」、と簡単に某公務員の獣医の方々は言いますが、じゃあそのネコをどうすればよいのかは、各々農場が考えなくてはなりません。

・自分で引き取る

・引き取ってくれる人を探す

・保健所行き

・自分たちで処分する

・どこかに捨てる

・ケージに閉じ込めて飼う

選択肢として、おそらく各養豚場が行っている対応は、こんなところですかね。

表には決して出ないです。

でも、養豚場も必死です。

自分で飼えたり、飼ってくれる人が見つかればそのネコは超ラッキーです。

 

でも、ネコって愛着、わきますよね~。

狩りをしていない時の、のんびり昼寝したり、「にゃ~」って甘えてきたりするネコたちにどれだけ癒されたか!

いや、豚にも癒されますが、「豚=仕事」なので、仕事抜きで癒してくれるネコの存在は大きかったです。

「昔は良かったなぁ」と、思わざるをえませんが、背に腹は代えられないのです。

結局、何が言いたいかって?

飼える人は保護猫飼ってほしい、無意味に子猫を増やさないでほしい

くらいしか言えないのが歯痒い。。。

 

「皆が幸せ」なんて不可能だけれど

「1匹でも多く幸せに暮らしてもらいたい」と思います。

なんとも歯切れが悪いですが、ここまで読んでくださってありがとうございます。

また機会があればよろしくお願いします!

               (続)