養豚場まわりの四季の変化
こんにちは。BUTAchanのブログへようこそ。
養豚場は、人里離れた山の中にあることが多いです。民家の中に養豚場があるということもありますが、ニオイ問題が必ずセットです。民家の中の方が野生動物の侵入の恐れががなくてその点は安心ですけれどね。多くの養豚場が山の中にありますが、そうすると四季の訪れを肌で感じます。そんな四季を感じさせてくれる植物や虫・動物を今回のテーマにしようと思います。
〘春〙
寒さが少し和らいでくると、ウグイスが鳴き始めます。「ホーホケキョ♪」と静かな森の中で響くウグイスのさえずりは風流ですね。桜が咲き、菜の花が咲き、茶色かった山も徐々に緑に変わっていきます。地面にはタンポポ。良いですね~。
野ウサギを見かけることもあります。私はまだ見ていないので、来年こそは!と思っています。
アオダイショウやシマヘビなどのヘビも冬眠から目覚め、日向で見かけるようになります。
〘初夏〙
桜が散って間もなくすると、ホトトギスが鳴き始めます。以前はカッコウもいたのですが、最近はみかけないですね。ツバメもやってきてスーパーの駐車場などに巣を作ります。カラスも絶賛子育て中でやたら数がいるし、集団でいてコワい。。。キジバトも増えてきます。ツツジやフジも綺麗に花を咲かせます。
また、初夏には毛虫が大発生します。上を見たら木の葉にビッシリ。。。落ちてこなければよいけれど。。最初はミニサイズの毛虫の大群で、少し経つと大きいサイズであちこち歩いています。糸にぶら下がって空中にいるのは、正直やめてほしいです。
〘梅雨〙
ジメジメな梅雨時は、ナメクジ・カタツムリの各サイズが見られます。ムカデも増えます。ムカデの何がイヤって、噛むのと毒があるところですかね?無害なら放っておく・・こともないか。赤(オレンジ)×黒×黄って色合いが強すぎます。
世間はアジサイが咲いていますが、植えていないと農場では見られません。カエルが出てくるのもこの頃かな?「ゲロゲロゲロゲロ」大合唱というより、ヒキガエルの独唱です。1匹でも大きな声。きらいじゃないけれど、お昼寝中にはちょっとウルサイ。
タケノコ(真竹)もこの頃。イノシシもタケノコ狙いでやってきます。
〘真夏〙
梅雨明けしてめちゃくちゃ暑い時に元気なのは、セミたちです。色々な種類のセミたちが大合唱。豚舎にゴキブリも増えます。豚舎のドアを開ける時に少し距離をとって開けないと、上から降ってきて自分の体にくっ付きます。。余談ですが、仕事中に見るゴキブリは大丈夫なのです。まぁ、作業着に付いても無言で振り払うし、長靴に潜んでいて履くときに踏んづけても「ふぅ」ってなるだけです。自宅でゴキブリに遭遇するとけっこうイヤですけれどね。
暑くなると、ハエも一気に増えます。35℃以上?猛暑だと動きが鈍いのですが、30℃くらいだと日々ものすごい勢いで増えていきます。こまめに殺虫剤(畜産現場で使う強力なやつ)をまくぞー!よく効きます。
花は、ヤマユリが咲きます。良い香りで、凛としている感じがして良きです。
夏は、草(雑草)の成長スピードが半端ないです。刈っても刈っても生えてきます。
松の木の下に車を置いておくと松ヤニが落ちてくるのも夏かな?
〘秋〙
あちこちにイガグリが落ちていきます。栗もイノシシの大好物。ちなみに豚も好きです。イガグリからだした殻付きの栗をバリバリ食べます。
秋は、ススキ的な草が育って。。あ、ハチの季節ですね。去年、事務所の屋根裏にスズメバチが巣を作っていました。なので、いつも屋根裏を走り回っているネズミがいなくなったのですが、ハチを駆除したらネズミは戻ってきてしまいました。
夏はみかけないジョロウグモが増えるのは秋。夏から秋にかけてはクモも活発で歩いていると顔にクモの巣がかかります。
〘冬〙
ミノムシはみかけますが、冬は農場内の虫たちも静かな気がします。
ツバキが綺麗に咲きますね。山は茶色く静かに休んでいます。
アオダイショウも冬眠でお休みです。
【一年中】
スズメやハクセキレイ、ハシブトガラス、コジュケイ、トビなどは一年中みかけます。
外来動物のアライグマもいました。これがまた悪さをするのです。ミルクの餌(20kg紙袋)を破って食べていました。。タヌキやシカもいたなぁ。
昔はたくさん鳥の鳴き声を覚えたけれど、すっかり忘れてしまいました。残念。
それでもフクロウとハヤブサを見た時はテンション上がりましたね!
ここまで読んでくださってありがとうございます。
ちょこちょこメモを取っておけばよかったなぁ。今の季節のこと以外忘れています。思い出したことだけをツラツラ書きました。
それでは、また機会があればお願いします。
※昨年からは農場の周りを柵で囲み、鳥避けネットもしています。(CSF対策)
(続)