My Dear Pig

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こんにちは。BUTAchanのブログへようこそ。

今回は、「これが養豚の真髄」なのではないかと思う曲を勝手に紹介させていただきます。初めて聞いた時は、衝撃でした。

なんだろう?

「わかる!!」とテンションも上がるし

「そうだよね~~」としみじみもすれば

「あー、わかるわー」と遠い目になったりもするこの曲。

それは、1998年に発売されたCoccoさんのアルバム「クムイウタ」に入っている曲で「My Dear Pig」です。

特にすごくCoccoさんのファンというわけでもなく(ごめんなさい)、ただ有名な曲も入っていたし、CDジャケットが気になったので購入したのですが、6曲目のこの曲で「!?」となりました。購入したのは、おそらく発売されて何年か経った後で、私がこの業界に入ってからだったと思います。

JASRAC著作権を管理している楽曲は歌詞転載がOKということなので、歌詞を読んでみましょう!

 

                     ♪ My Dear Pig ♪        作詞・作曲:こっこ

 

    あなたのママは マシューおじさんの 牧場で生まれたの。

    それはそれは 立派なブタでね 本当によく太ったわ

    とっても高く 売れたと言ってね、 そうそうよく覚えている

 

     Your Mammy is a pig    So great pig

    But she said everyday  Don't eat me

     Oh-oh please please  Don't eat me

     BOO she is no more 

 

    あなたの使命 果たすべきことは 私のため太ること

    ここで一番 ヤミーなごちそう 毎日たべたでしょう

    ママより高く 売れたと言ってね 大いばりができるわ

 

     Your Mammy is a pig    So great pig

    But she said everyday  Don't eat me

     Oh-oh please please  Don't eat me

     BOO she is no more 

 

    愛しているの ベイビーあなたをね 冗談よ 手離したりしないわよ

    日曜すぐに教会の後 ソーセージにしましょう

    あなたを食べる 独りで食べるの

    心配などしないでね 一滴の血も 残したりしない

    私だけの my baby

 

    Your Mammy is a pig   So great pig

    But she said everyday   Don't eat me

    Oh-oh please please   Don't eat me

    BOO she is no more

    My Dear Pig is you

 

すごいですよね?天才??

勝手に沖縄の方は養豚業以外の方でも豚と縁が深いと思っているのですが、沖縄に知人がいないためわかりません。。。実際どうなのでしょう?

特に衝撃を受けた歌詞をピンク色にしました。

 

私の場合、分娩舎歴が長いため、母豚に思い入れが強いです。

なので、少しベクトルが違うのですが、「独りで食べる」「一滴の血も残したりしない」共感です。

今は違いますが、昔の私は「この母豚は私が看取りたい!」と思っていました。

お産のたびにトラブル続きで、毎回ものすごく手のかかる母豚がいました。本来ならば、体調不良を理由に出荷する対象だったのですが、そこまで成績が悪くなかったため、残してもらえました。結局4回分娩して、最後は体調が戻らず看取ったのですが、この時の心情がまさにこの曲でした。

ところで、母豚や、雄豚も、最終的には出荷します。ただ、通常は挽肉かペットの餌になるようです。枝肉価格も安いです。

今は「お疲れさまでした!!」と母豚を見送り、出荷のトラックに載せますが、母豚の出荷は肉豚出荷とは違い感慨深いです。

 

そして、最後の「My Dear Pig is you」

素敵です。ペットとは違う愛情ですかね。

かわいくて、愛おしくて、美味しいのが豚なんですよね。

今回はCoccoさんの詞を引用させていただきました。

ぜひ、一度聞いてみてくださいね~。

 

youtu.be

 

それでは、またよろしくお願いします。

               (続)